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弘前大学ボランティアセンターが令和元年度第1回市民ボランティア講座『人が繋がる地域の居場所づくりについて』を開催

 弘前大学ボランティアセンターでは,令和元年12月6日(金)に弘前大学創立50周年記念会館2階岩木ホールにて,今年度1回目となる市民ボランティア講座「人が繋がる地域の居場所づくりについて」を開催しました。
 本センターでは平成27年度から,弘前市,社会福祉法人弘前市社会福祉協議会と連携し,弘前市内の生活困窮世帯の小・中学生を対象に,子ども達の学力向上を通じて貧困の連鎖を断ち切ることを目的とした学習支援活動を行ってきました。また,昨年度からは子どもの貧困問題へ積極的に取り組み,公開講座の実施や青森県社会福祉協議会等と連携し,市内子ども食堂の充実に向けた取組を実施してきました。本講座は,子どもの貧困問題・孤食問題への対応策の一つとして全国に広まっている子ども食堂について,子ども専用の食堂ではなく,人が繋がる地域の居場所づくりとしての子ども食堂についての理解を広めるために実施されました。
 同講座は2部構成で開催され,第1部は基調講演として,特定非営利活動法人インクルいわて理事長,子どもの居場所ネットワークいわて共同代表の山屋 理恵 氏を講師に迎え,「子育て支援で地域と未来が変わる!~人生100年モデルを作ろう~」と題して講演が行われました。山屋氏からは,これまでのインクルいわてを中心とした活動について紹介があった後に,人口減少,人生100年時代,家族類型の変化など,社会が大きく変化している反面,雇用システムや社会の固定観念はそのままになっていることから,ひとり親家庭に相対的貧困が生まれやすくなっていることや,子どもの貧困の解決には子ども支援だけでなく親支援が必要であること,ソーシャルキャピタルの重要性などについての説明があり,それらが社会的な孤立を生んでしまっていることに注目するべきであり,だれも孤立しない地域をつくる仕組みのひとつが「子ども食堂」であることについて講演がありました。
 第2部は,基調講演講師の山屋氏,八戸学院大学健康医療学部人間健康学科 准教授 佐藤 千恵子 氏,青森県社会福祉協議会 社会貢献活動推進室長 の葛西 裕美 氏の3名をパネリストに迎え,本学人文社会科学部教授・ボランティアセンター副センター長 李 永俊の進行のもと「子ども食堂に係る本県の現状と課題について考える」をテーマとした,パネルディスカッションが行われました。弘前市,青森市,八戸市それぞれの子ども食堂の開設状況と課題について情報提供があった後に,小学校区に対する本県の子ども食堂の充足率について議論が交わされました。その後は行政と子ども食堂の連携についてなどについて議論が交わされ,パネリストだけでなく,参加者もディスカッションに参加し,活発な意見交換が行われ,本学教育学部の学生からは「学習支援活動を行っているが,ボランティアの安定的な確保が難しい」と意見があり,パネリストから様々なアドバイスがありました。最後に李副センター長から,子どもを取り巻く問題は地域全体が連携し,活動していく必要があり,必要な情報を地域全体に届けられるよう本センターでも取り組んでいくと総括がありました。
 本センターでは今後も地域課題解決に資する様々な取組を行っていく予定です。

【弘前大学ボランティアセンターHP:http://huvc.net/


講演する山屋氏

パネルディスカッションの様子

教育学部学生からの発言

会場全体の様子
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