弘前大学

被ばく医療総合研究所 床次教授、令和2年度 産業標準化事業表彰(経済産業大臣表彰)を受賞

2020.10.07

このたび,被ばく医療総合研究所の床次眞司教授が,令和2年度の産業標準化事業表彰(経済産業大臣表彰)を授与されました。
床次教授は,標準化活動や適合性評価活動などに関与し,国際標準化・産業標準化に顕著な功績があった者として弘前大学の推薦を受け,厳正なる選考の結果,経済産業大臣表彰の受賞が決定したものです。
表彰式は,令和2年10月1日(木)に,東京都の都市センターホテルにおいて挙行されました。
【床次教授の功績概要】
IEC/TC45(原子力)/SC45B(放射線防護)/WG10(ラドン及びラドン壊変生成物測定装置),ISO/TC85(原子力)/SC2(放射線防護)/WG17(放射能測定)及びISO/TC147(水質)/SC3(放射能)の3分野において,エキスパート13件,プロジェクトリーダー4件,コンビーナ2件を歴任しました。当該分野の研究成果に対して,海外の評価が極めて高く,国際的人脈に基づき,国際標準化を主導しており,特に,2011年福島原発事故の経験を国際規格に反映していることは,国際的に高く評価されています。
■参考 弘前大学被ばく医療総合研究所ホームページ
表彰の様子

表彰式での床次教授(右)と佐藤経済産業大臣政務官

【写真提供:産業標準化事業表彰事務局(一財)日本規格協会】

【産業標準化事業表彰とは】
国は,産業標準化法に基づき,産業標準化及び国際標準化の促進に努めるものとされており,経済産業省では,国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)における国際標準策定や,国際規格(JIS)策定といった,標準化推進活動等に優れた功績を有する人材や組織に対し毎年,産業標準推進月間(10月)に産業標準化事業表彰を行っています。
功績に応じて,内閣総理大臣表彰,経済産業大臣表彰,産業技術環境局長表彰の3種類の表彰を実施し,同表彰を通じ,我が国の産業の発展に資するとともに,産業標準の高度な策定能力を有する人材の育成強化を図ることが目的です。