弘前大学

弘前大学ロボティクス研究会、『自動消毒ロボ』を製作

2021.01.26

学生団体である弘前大学ロボティクス研究会が、消毒液の自動噴射装置『自動消毒ロボ』を製作しました。2021(令和3)年1月25日(月)から理工学部1号館の正面玄関に設置、試用が始まっています。
ロボティクス研究会は所属する学生が各々自由な発想で、お互いに教え合いながらロボットを製作している団体です。
コロナ禍にあってロボットコンテストや文化祭などの発表の場がなくなる中、研究会として何かやりたいと考えていたところ、研究会代表の佐藤司さん(理工学部自然エネルギー学科3年)が消毒液の自動噴射装置を街中で見かけたことをきっかけに、自分たちでも作ってみようと3人のメンバーで製作に取り組みました。
『自動消毒ロボ』は、ノズルの下に手をかざすと距離センサーが反応してサーボモーターが回転し、ポンプ上部の板に取り付けてあるひもがひっぱられることでポンプが押され、消毒液が噴射される仕組み。ボトルに直接触れずに手指消毒をすることができます。「技術自体は新しいものというわけではないが、ロボ研の限られた技術と材料でどう作るか、工夫しがいがあった」と佐藤さん。
試用ということで、電池やモーターがどれくらいもつか、トラブルが出てこないかというのはこれから確認していくとのこと。佐藤さんは「こういう学生が作った装置が置いてあると、特に理工学部ではインスピレーションを受ける学生が多いと思う。コロナ禍でも何かやってみようという、学生の活動の活性化にもつながれば」と語りました。


ロボティクス研究会代表の佐藤さん

自動消毒ロボが作動した様子