弘前大学

令和3年度第2回市民ボランティア講座『避難所運営訓練』を開催(ボランティアセンター)

2021.12.06

弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは、一般社団法人男女共同参画地域みらいねっとと共催し、令和3年11月27日(土)に弘前大学 大学会館3階大集会室において、今年度2回目の市民ボランティア講座「避難所運営訓練」を開催いたしました。

本講座は、男女共同参画の視点を取り入れた避難所運営訓練を通し、弘前大学の学生や地域の方々と一緒に、避難所づくりや要配慮者の支援の仕方、コロナ禍における避難者の受入体験を実施し「誰一人取り残さない」地域防災を学ぶ防災教育プログラムとして実施しました。当日は学生16名、市民9名、他学生ボランティア、スタッフの計38名が参加しました。

本講座は3部構成となっており、第1部のオリエンテーションでは、一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事 小山内 世喜子 氏による講話があり、男女共同参画の視点からの避難所運営に関するポイントについて説明がありました。第2部の班別訓練の前には、コロナ禍における避難所受入のデモンストレーションと非常食・防災用品の紹介、アルファ化米試食のデモンストレーションも行われました。

小山内 氏によるオリエンテーション
班別デモンストレーション

班別訓練では、「総務・情報班」「乳幼児世帯班」「要配慮者班」「施設管理班」に分かれ、実際に避難所づくりに使われるテントやパーテーション、段ボールベッド等を組み立て、避難所運営のためのスペースづくりを体験し、第3部では、設営された各スペースの見学と各班による設営の感想発表が行われ、「テント等の設営は協力がとても大切だと思った。」「ベッドの設営などは初めてだったが、やり方を知るだけでも次に活躍できる自信になった。」などの感想が聞かれました。

総務・情報班のルールづくりの様子
段ボールベッドの組み立て
居住スペースの設営①
居住スペースの設営②

また、終了後のアンケートでは「各避難者にそれぞれ役割を与えて運営に参画できるようにすることで、受動的に支援を受けるだけではなく皆が納得感のある避難所になる」「設営をすることで避難所運営の仕組みも見えてくる分、利用者の不満なども減るため、みんなが作る側になってみるというのは大事だと思った。」といった声も聞かれ、参加者の満足度も高く、これまでとは異なった視点によるとても有意義な講座となりました。

本センターでは、災害に関する知識等を継続して学ぶことが重要であると考えており、今後も継続して防災に関する講座を実施する予定です。

【弘前大学地域創生本部ボランティアセンターHP】https://huvc.net/