弘前大学

令和4年度弘前大学研究不正防止Daysを開催

2022.10.26

弘前大学では、全学の教職員が研究活動の不正行為を事前に防止するため、研究不正及びその防止策に対する見識を深めるとともに、適正な研究活動を一層推進することを目的に「令和4年度弘前大学研究不正防止Days」を開催しました。

初日となる10月21日には、国立大学法人山形大学大学院理工学研究科 教授 足立 和成 氏を講師にお迎えし『「みなし輸出」の「明確化」が意味するもの~日本人から日本人への技術提供が「輸出」となる場合とは~』と題しご講演いただきました。講演では、2022年5月に施行された「みなし輸出」の範囲の変更にスポットを当て、技術情報提供する上での留意点を山形大学の事例を参考に判り易く説明いただきました。

2日目となる10月24日には、国立大学法人東京医科歯科大学 教授 飯田 香緒里 氏を講師にお迎えし、『利益相反マネジメントについて』と題しご講演いただきました。講演では、利益相反の背景,管理方法及び代表的な利益相反事例を交え、利益相反についての理解を深めました。

また、クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社アカデミア・ガバメント事業部カスタマーサクセスマネージャー 熊谷 美樹 氏を講師にお迎えし、『研究不正を防止するジャーナル選定~投稿前に出来ること~』と題しご講演いただきました。講演では、粗悪ジャーナル(いわゆるハゲタカジャーナル)に掲載された場合の悪影響が及ぶ範囲、正規のデータベースから得たジャーナル関連指標を理解することの重要性について学びました。

開催期間中、本学の教職員・学生132名が参加し、安全保障輸出管理、利益相反マネジメント、研究不正防止の意識を高めることができました。当日の内容については、研究・イノベーション推進機構ホームページより学内限定で閲覧・視聴が可能です。

弘前大学研究・イノベーション推進機構ホームページ
【URL】https://www.innovation.hirosaki-u.ac.jp/