弘前大学

ロシア科学アカデミー極東支部ウラジオストク植物園研究所と国際共同セミナーを開催

2015.11.25

本学白神自然環境研究所とロシア連邦・ロシア科学アカデミー極東支部ウラジオストク植物園研究所は、2015年11月9日(月)に国際共同セミナー”Actual problems of the study of biodiversity of East Asia″をウラジオストク植物園において開催しました。
ウラジオストク植物園研究所と当研究所は2015年2月20日に学術交流・協力協定を締結し、環日本海地域における自然科学分野の発展と研究成果の国際的な発信の促進を共同で行うことを既に確認しています。当研究所では世界自然遺産白神山地をはじめとする北日本の自然環境が、地球規模の環境変動にどのように応答するのかをグローバルな視点でとらえるため、ロシア沿海地方を重要な研究対象であると考えています。
今回のセミナーでは、より具体的な研究協力体制を構築するためにも、双方の研究所から4~5名ずつ、研究所の取組や研究に関する様々な話題提供を行いました。セミナーには植物園研究所の職員のみならず他研究機関からも研究者が訪れるなど、大変有意義なものとなりました。また、セミナーの後半には活発な意見交換も行われ、日露で協力し、関連性の深いロシア沿海地方と北日本の自然環境に関する研究教育活動を推進することを確認しました。
セミナー前の記念品贈答式クレフトフ所長による研究所概要説明
セミナーの様子
植物園内視察の様子
(左上:セミナー前の記念品贈答式、右上:クレフトフ所長による研究所概要説明、左下:セミナーの様子、右下:植物園内視察の様子)