弘前大学

文部科学省 松尾大臣官房参事官を講師に「研究活動における不正防止に関する講演会」を開催

2015.12.11

弘前大学では,平成27年12月8日(火),文部科学省 松尾 泰樹 大臣官房参事官を講師にお迎えし,「研究者の行動規範 ~適正な研究活動と研究不正防止に向けて~」をテーマにご講演いただきました。
この講演会は,本学教職員の研究活動における不正防止や研究倫理に対する見識を深めることを目的として開催されたもので,講演会には,佐藤学長をはじめ,役員,部局長,教育研究評議会評議員,事務職員など約40名が参加しました。
松尾参事官からは,文部科学省における「研究活動の不正行為」「研究費の不正使用」に関するガイドラインの見直し・検討に携わられたご経験を踏まえ,研究者を取り巻く状況や,ガイドライン見直しの視点など制度設計に当たっての理念など非常に熱のこもったご講演をいただきました。その中で,研究不正は研究者個人の問題だが,研究公正のマネジメントは,大学として適正に対応・取り組むことが重要である等の,示唆に富むあたたかいご助言がありました。
大学改革に関しては,大学を取り巻く情勢や主な課題への対応について,国の最新の政策等について紹介され,参加者は熱心に聴き入っていました。
また,講演後には,佐藤学長自ら質問するなど,活発な意見交換が行われ,講演会は盛況のうちに終了しました。
引き続き,研究担当理事のもと開催された研究戦略企画会議へご出席頂き,国立大学の機能強化,人工知能,IoT研究等,国の新たな政策動向についての紹介があり,また,本学の研究力強化への具体的な提言をいただく等,大変有意義な意見交換の場となりました。
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