弘前大学を含む弘前市内の6大学が加盟している学園都市ひろさき高等教育機関コンソーシアムでは、「6大学合同シンポジウム」を平成27年12月6日(日)に土手町コミュニティパークで開催しました。
今年で4度目となる本シンポジウムは、「健康と子育て支援~市民が創る地域包括ケアの街~」をテーマに、超高齢化社会に対応するため在宅医療や医療介護連携システムとともに、地域の特色を活かしながら住民と医療保健福祉専門職、行政等が協働でおこなう保健福祉の街づくりである地域包括ケアシステムの構築について市民が考える機会とすることを目的に開催し、市民、学生、地域包括・在宅介護支援センター職員、行政関係者、大学関係者合わせて約150名が参加しました。
本シンポジウムでは、東京都大田区地域包括支援センター入新井センター長 澤登久雄氏と東京都新宿区暮らしの保健室室長 秋山正子氏を講師にお招きし、それぞれ活動する地域での地域包括ケアの取り組みについての講演が行われました。また、パネルディスカッションでは、同講師2名に加え、弘前市健康福祉部介護福祉課長 須藤悟氏、NPO法人弘前こどもコミュニティ・ぴーぷる代表理事 清野眞由美氏、弘前医療福祉大学保健学部看護学科准教授 大沼由香氏の5名をパネリストとし、行政、NPO法人、個人の視点から地域包括ケアの街づくりに関する意見交換が行われました。
参加者は地域包括ケアの分野で、第一線で活躍する講師やパネリストの話に真剣に耳を傾け、「普段聞く事が出来ない話を聞く事ができ大変勉強になった」「私達が住む地域でも地域包括ケアのネットワーク作りが必要だと感じた」「住民主体の地域作り、アクションを起こすこと、それを継続していくことの大切さを感じた」と話していました。