弘前大学では,幹部級職員を主な対象とした社会連携や地域貢献に関わるFD・SD事業として,青森県議会議員・農林水産常任委員会委員長 岡元 行人 氏による講演会「きてるぞ!あおもり~人口減少時代における農林水産業の6次化戦略とは~」を平成30年1月9日(火)に弘前大学創立50周年記念会館岩木ホールで開催しました。
この講演会は,文部科学省「地(知)の拠点整備事業」において,全学的に地域を志向した教育・研究・社会貢献を一層推進し,地域の再生・活用化の拠点となる大学を形成するため,本県における農林水産業に関する見識を深めることを目的として開催されました。
講演会には,佐藤学長をはじめ,役員,部局長,教育研究評議員などの幹部職員,教職員などの本学関係者及び関係自治体や地方金融機関も含め,約60名の聴講者が集まりました。
講演者の岡元県議会議員からは,産学官連携によるサーモン養殖事業や地元資源を有効活用したプロダクトアウトとマーケットインの融合,1次産業における知的財産の視点からの6次化アプローチ,人脈活用によるマーケット市場の開拓などについて自身が取り組んできた先駆的な事業を例に講演がありました。
聴講者からは,これらの事業を長年やってこられたポリシーやモチベーションについて質問があり,岡元県議会議員からは好奇心や気づき,成果に対する責任感や根気が必要であると回答があり,大盛況のうちに終了しました。