弘前大学研究・イノベーション推進機構は,令和元年5月11日(土)に弘前大学創立70周年記念リレー学術講演会 第二回を附属図書館において開催しました。
本講演会は,本学における研究成果を専門外の方々に分かりやすく発信し,学術研究を通じた地域との交流の場を設けることを目的としており,毎回講師を替えて全5回にわたり行うリレー形式の講演会です。
4月に開催した第一回「音楽の魅力」からバトンを引き継ぎ,今回は,大学院理工学研究科 浅田 秀樹 教授を講師に迎え,「宇宙の魅力」と題して講演しました。
講演では,今年4月に発表されたばかりの,史上初めて画像として捉えられたブラックホールの研究や,2015年に世界で初めて重力波を観測することに成功した「LIGO重力波観測所」の功績(2017年ノーベル物理学賞受賞)など,世界レベルの宇宙研究の面白さについて紹介しました。いずれも1915年にアインシュタインが発表した一般相対性理論によって予想されたものですが,難しいことばや数式を使わず,身近なボールやたとえ話を用いて解説を行いました。
当日は,小学生以下のお子様を含む約70名が参加し,参加者からは「宇宙の話は難しいけれど,説明を聞くと身近に感じられた」,「大学の先生が何を研究しているのか直接聞くことができるのは嬉しい」との感想が寄せられました。
次回,第三回は,人文社会科学部 関根 達人 教授を講師に迎え,「お墓の魅力」と題して講演します。
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