弘前大学

学長メッセージ ―学生のみなさんへ 年末年始の過ごし方と1月からの授業について―

2020.12.21

新型コロナウイルス感染症の脅威にさらされた令和2年もまもなく終わろうとしています。10月の弘前市内飲食店クラスターが発生の際に、本学関係者が感染者となったことから、授業を一時的にメディア授業に移行しました。その後は皆さんの自己管理と自主的な報告(濃厚接触疑いなど)を迅速に頂いたことで、対面授業を中断することなく今年の授業を終えることができそうです。学生の皆さんと教職員の皆さんに心から感謝を申し上げます。
本学は12月26日から冬期休業に入り、学生の皆さんの中には久しぶりに地元へ帰省される方が多いと思います。ご存じのように、新型コロナウイルスは再び全国に感染拡大し、全く終息の目処が立たず、むしろ状況は悪化しています。冬の「寒さ」と「低い湿度」との関連が強く、冬場の換気ができにくい環境に持ち込まれたウイルスがより長く止まることも関係しています。従って、家庭、職場そして学校内にウイルスを持ち込まないことが極めて重要です。帰省先でも「日常的に接触を伴う集団」以外の人との長時間の接触を極力避け、これまで行ってきた感染対策を徹底するよう心がけて下さい。
学生や教職員の皆さんが、帰省先で十分に感染対策をとったとしても、感染のリスクがゼロとはいえません。また、1月16日と17日には、大学受験に臨む受験生にとって最も重要な「大学入学共通テスト」が予定されています。大学を目指す本県の高校生が本学試験会場で安心して試験が受けられるよう、万全の体制で臨みたいと考えています。以上の理由から、原則として学内での対面授業は十分な観察期間を設けた後に開始とさせていただきます。まずは予定通り1月5日までに帰省していただき、1月6日~1月14日までの授業はメディア授業で行い1月19日から対面授業に移行します。そして、18日までの間は、体温や体調についての経過観察をきちんとしてください。皆さんと教職員、そして受験生を守るための対応であることをご理解くださるよう、宜しくお願いいたします。
落ち着かない年末年始とはなりますが、皆さんの「コロナ疲れ」が少しでも癒やされるようなものとなるよう、心から願っています。そして、来る令和3年が少しでも明るく笑顔に満ちた年になるよう、一緒に頑張りましょう!

令和2年12月21日
弘前大学長  福田 眞作


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