弘前大学

令和3年度 第1回弘前大学広報研修会を実施

2021.12.23

令和3年12月21日(火)、令和3年度第1回弘前大学広報研修会を附属図書館1階グローバルスクエアにて開催し、約30名の職員が参加しました。

今回の研修会は、『学ぶ街は、暮らす街でもある。』ポスター制作にまつわるトークセッションと題し、制作担当者と、令和2・3年にモデルを担当した学生2名を迎え、ポスターのコンセプトが生まれた経緯や、制作の裏側、モデルとして参加した学生の感想などをお話いただきました。『学ぶ街は、暮らす街でもある。』のコンセプトの理解を深め、全学一体となった広報活動を繋げていくこと、また、学生の声を聞くことで、より積極的な学生の力の活用に繋げていくことを目的としています。

ポスター制作を担当したデザイン工房エスパス代表 木村 正幸 氏からは、「弘前大学のストロングポイントは何だろう、と考えた時に、学生が4年間学び・暮らすこの『弘前の地』こそがまさにそれだと思い、弘前に暮らしている学生の姿が風景に溶け込んでいるようなポスターを制作しました。弘前らしさを出しつつも、観光ポスターのようにならないよう意識しています。」と制作における意図やプロセスをお話いただきました。

3名が登壇
デザイン工房エスパス代表 木村 氏

りんご畑を背景に、令和2年度のポスターモデルを担当した人文社会科学部4年 齋藤 愛子さんからは、「最初、大学のポスターモデルの依頼があった時は驚きましたが、学生団体で広報を務めていたので、改めて“自分を表現して伝える”とはどういうことなのかな、と思い引き受けさせていただきました。たくさんの人にポスターや動画を見ていただき、弘前大学を周知できて良かったです。」と当時の周りの反応なども含めて話してくれました。

満開の桜を背景に、令和3年度のポスターモデルを担当した理工学部4年の山本 颯太さんからは、「撮影は朝6時からで早起きも大変でしたが、朝日がカメラと重なり、すごく眩しい中で目を開いて撮影、というのが一番大変でした。」と撮影時の苦労話なども聞くことができました。

齋藤 愛子さん(人文社会科学部4年)
山本 颯太さん(理工学部4年)

トークセッション終了後、福田学長から、「『学ぶ街は、暮らす街でもある。』のとおり、大学というのは学ぶだけでなく、地域で暮らす中で人間性を磨く場でもある。また、今後は大学の広報活動へ学生に積極的に関わっていただき、学生の意見をもっと反映させていきたい。」と、今後の大学広報の展望についてのお話がありました。

参加者からは、「制作者やポスターモデルの学生から直接話を伺うことができ、コンセプトについて理解が深まった。」「学生の視点は教職員とはまた違い、新たな発見があった。今後の広報活動に取り入れていきたい。」などの声があり、会は和やかに進行し、盛況のうちに終了しました。

大学広報の展望について話す福田学長
熱心に聞き入る参加者

左から吉澤理事(企画担当)、山本さん、齋藤さん、木村さん、福田学長

令和2年度ポスター
令和3年度ポスター

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