「令和4年度第1回地方創生ネットワーク会議~地域の未来をデザインするには~」をオンラインで開催
2022.07.27
地域
弘前大学地域創生本部では、弘前大学と包括連携協定を締結している自治体・金融機関・経済団体等が連携し、地方創生を推進することを目的として、「地方創生ネットワーク会議」を開催しています。今年度は「2050年の青森県をデザインする」を年間テーマに、「地域の未来をデザインするには」をサブテーマとした第1回目の会議を、令和4年7月13日(水)、オンラインで開催しました。
まず、基調講演では、近年着目されている未来社会のデザイン手法「フューチャー・デザイン」(以下「FD」)の主唱者である、高知工科大学特任教授の西條辰義先生をお招きし、FDの基本的な考え方についてご解説いただきました。
次のパネル報告では、まず、大間町において様々なまちおこし活動を続けながら、近年は海洋資源の持続性の問題に食育の切り口から取り組んでいるYプロジェクト・代表取締役の島康子氏と、毎年ひとつの街が消えていくほどのスピードで人口減少が進む青森県において、従来の「金融サービス」の範囲にとらわれない地域や企業とのリレーションづくりやサービス提供に取り組む、あおもり創生パートナーズ株式会社・地域デザイン部長の福士暁氏、実際に北東北においてFDを行政に取り入れている事例として、全庁的にFDを活用するに至った矢巾町の取り組み経緯について、矢巾町企画財政課課長補佐・高橋雅明氏の3名にご報告いただきました。
その後行われたパネルディスカッションでは、民間企業でのFDの活用紹介、理解を得る方法について及び、FD実施に欠かせない視点の維持について議論され、また他の参加者からも行政現場での活用を見据えた具体的な質問が出るなど活発な会議となりました。
地域創生本部では、今回のディスカッションで得た知見を、次回以降の地方創生ネットワーク会議で一層深化させていくことを目指します。
◇詳細な開催報告は地域創生本部HPよりご覧いただけます。
https://chiiki.hirosaki-u.ac.jp/202207-7408/
パネルディスカッションの様子