弘前大学

令和4年度大学コンソーシアム学都ひろさき「共通授業」を開講

2022.09.12

青森県弘前市内の5大学が加盟している「大学コンソーシアム学都ひろさき」では、弘前市との共催により令和4年8月23日(火)~25日(木)の日程で「共通授業」を開講しました。

この「共通授業」は、「地域の課題を理解し、地域の発展を考える」をテーマに、地域の課題を具体的に理解し、その解決について自ら考えることができる人材を育成することを目的とし、平成25年度から実施しています。本コンソーシアム加盟大学の弘前大学、弘前学院大学、柴田学園大学の3大学共同で講義を実施し、大学教員だけでなく弘前市役所職員のゲストスピーカーから現場の声を聞くことができ、講義期間中は3大学合わせて42名の大学生が受講しました。

1日目は「子どもにとっての『遊び場』と子育て支援拠点の重要性」のテーマのもと、子どもの遊びの意味や環境のあり方、地域子育て支援事業について学び、遊び場と地域子育て支援拠点の意味についてグループワークを行いました。

1日目 柴田学園大学 安川先生

1日目の様子

2日目の「学校保健から学ぶ~学校における保健管理と保健教育の知見を活かす~」では、学校の保健管理の実践事例を学び、青森県の健康・安全に関わる現状と課題について理解を深めました。さらに、感染症予防教育と生活習慣病予防教育の2つの教材研究に取り組み、そこから得られた考え等を会場にいる全員で意見交換を行いました。

2日目 弘前大学 新谷先生

2日目の様子

3日目は「多言語対応について考える」をテーマに、外国人観光客向けの多言語対応の概要、弘前市の施策を学び、弘前市が外国人観光客にとってより観光しやすい都市にするために必要な多言語対応の施策についてグループワークを行いました。

3日目 弘前学院大学 齋藤先生

3日目の様子

授業は3日間とも対面で行われ、各々が主体的に参加し活発な話し合いがなされました。参加した学生からは、「今回の授業を通して、育児支援・保健・グローバル化する社会について多角的な視点から考える良い機会になったと思う。」や「普段関わることのない他大学の人たちと交流したことで、考えもしなかった視点からの意見も得られたので、とてもよい経験となりました。」等の感想がありました。

弘前大学 インターンシップ生