弘前大学

弘前大学、青森県立中央病院、青森県との三者協定を締結

2024.01.29

2024(令和6)年1月26日(金)、弘前大学は青森県の地域医療の維持確保に向けた医師派遣・配置等に関し、会議体を組織し、連携して取り組むため、青森県立中央病院及び青森県と青森県地域医療維持確保に向けた医師派遣等に関する協定を締結しました。

締結にあたって、宮下 宗一郎 青森県知事から、「知事就任以来、医師派遣について様々な要望が寄せられている。これまでは、県と弘前大学、県立中央病院との間で共有する機会がなかった。三者が本県の地域医療の維持確保に取り組むため、同じテーブルで率直に未来志向で対話する必要があると考えている。今回の締結が本県の医療水準の向上にプラスになっていくものだと確信している」旨の挨拶がありました。

引き続き、福田 眞作 弘前大学長から、「今回の協定締結により、今後は三者が同じテーブルに着き、県全体の医療事情を勘案したうえで、医師の派遣方針等について総合的に検討・調整することによって、より効果的に県内の医療機関へ医師派遣を行うことができるものと考える。弘前大学は、今後もより良い医師を育成し、県立中央病院、青森県と連携し、青森県の地域医療を守っていきたい」旨の挨拶がありました。

また、吉田 茂昭 青森県病院事業管理者から、「今後は県に寄せられる医師派遣要請の情報を共有し、効果的な医師派遣、地域医療支援を行っていけるものと考えている。県立病院として、県内の医療提供体制の確保・維持、県民の皆様の健康を守る立場として、これからも取り組んでいく」旨の挨拶がありました。

この協定により、県内市村長等から三者に寄せられる医師派遣等の要望を三者間で情報共有し、効果的な医師派遣・配置等を検討していくため、青森県地域医療維持確保に向けた医師派遣等に関する新たな会議体を組織し、県が総合調整を担うとともに三者が連携して取り組むこととしています。

締結式には、青森県から宮下宗一郎知事・永田翔健康福祉部長、県立中央病院から吉田茂昭病院事業管理者、弘前大学から福田眞作学長・廣田和美大学院医学研究科長が出席しました。

協定締結式の様子

右から廣田研究科長、福田学長、宮下知事、吉田病院事業管理者、永田翔健康福祉部長