弘前大学

「太宰治 修身ノート」デジタル版を公開

2015.01.16

 

 弘前大学附属図書館は、同館が所蔵する貴重資料「太宰治 修身ノート」のデジタル版を1月9日(金)、ホームページで公開しました。

 貴重資料のデジタル公開は「津軽領元禄国絵図写」「阿仁鉱山関係絵図」「太宰治 英語ノート」に続く第4弾で、今回の公開により太宰治の自筆ノート2冊のデジタル版が揃ったことになります。

 自筆ノートは、1927年に旧制弘前高校時代に入学した太宰が、第1年次の「英語」と第2年次の「修身」の講義を書き留めた大学ノートで、2009年に著名な郷土文学研究家小野正文氏のご子息から寄贈されました。原本は痛みが激しいため、自筆ノートを多くの人に見てもらいたいと2013年、複製本を弘前大学出版会から刊行し、その後、デジタル版公開に至っています。

 「修身」ノートには、「英語」ノート同様、表紙、裏表紙、表見返し、裏見返しに太宰の落書きがあり、なかには自画像とおぼしき人物画が認められます。デジタル版は拡大して筆跡の細部まで見ることができます。URLはhttp://www.ul.hirosaki-u.ac.jp/。自筆ノートの翻刻は「弘前大学学術情報リポジトリ」で公開しています。

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