弘前大学

米国メーン州立大学教員による講演会を開催

2015.01.16

 1月7日(水)、協定校である米国メーン州立大学から招聘したチドリュースキー先生とビーマン先生による講演会を、弘前大学創立60周年記念会館コラボ弘大 八甲田ホールにて開催しました。

 “A unique approach to developing alternative energy from the ocean”と題し、米国における最初の潮流発電機の設置に携わった彼らの経験について講演していただきました。

 青森がそうですが、世界中の沿岸地域社会にとって、潮流は代替エネルギーの選択技として重要になっています。しかし、魚への影響など、設計や建設以外の障害が潜在的にこの新しい技術の成功を妨げています。

 このプロジェクトを成功させるため、彼らのメーンCobscook bay における、企業、科学者、監査官・調整役、地域の方々と一緒になって行った学際的なアプローチを紹介していただきました。プロジェクトの初期の段階からすべてのステークホルダーを巻き込んだ、いわゆるボトムアップ型のやり方です。

 本学は、2002年9月に津軽海峡で潮力発電の研究を開始しました。そして、2010年10月に、バイオマス、地熱、潮流など、寒冷地における再生可能エネルギーの研究開発及び教育、ならびに地域貢献のため、NJRISEを設置しました。

 最近では、潮流エネルギーの利活用方法を模索するため、青森県と協力し、津軽半島北部地域における流速を調査しています。

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