弘前大学

学園都市ひろさき高等教育機関コンソーシアム平成28年度「共通授業」開講

2016.09.07

弘前市内の6大学が加盟している学園都市ひろさき高等教育機関コンソーシアムでは,弘前市と共催で,平成28年8月22日(月)~24日(水)に,弘前駅前ショッピングモール&公共施設ヒロロ4階市民文化交流館ホール及び弘前市立観光館多目的ホールで「共通授業」を開講しました。
この「共通授業」は,「地域の課題を理解し,地域の発展を考える」をテーマに,地域の課題を具体的に理解し,その解決について自ら考えることができる人材を育成することを目的とし,平成25年度から実施している事業です。今年度から,本コンソーシアム加盟大学の弘前大学,弘前学院大学,東北女子大学の3大学で,授業の単位化が始まり,3大学合わせて41名の大学生が受講しました。初日は「若者の政治参画-選挙ってなんのため?-」をテーマに,平成28年夏の参議院選挙から選挙権が18歳に引き下げられたことや世代別の投票率を取り上げ,若者の投票率の向上策を話し合い,選挙に行く意味や政治に参画することの大切さを考えました。2日目の「防災まちづくり」では,会場を実際の避難所に見立て避難所運営訓練を実施し,スタッフ間の連携や被災者に寄り添う気持ちを持つことの重要性から,避難所運営の難しさを学びました。3日目は「パッケージデザインで考えるまちの魅力発信」をテーマに,デザインを通して弘前市をアピールする方法を考えるため,エコバックのデザインを行い,弘前市の魅力が詰まったオリジナリティあふれる多くのデザインが創られました。
3日間を通して大学間を越えた活発な話し合いがなされ,参加した学生から,「地域のことを考える機会になった」,「様々な意見を聞くことができてよかった」等の感想が出ました。
会場に避難所を造る学生達デザインを形にしていく学生達-1
若者の政治参画について意見を発表する学生