新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応について

弘前大学地域創生本部が弘前市と共催で 「放課後の子どもの居場所づくりを考える研修会」を開催

 弘前大学地域創生本部は,学童保育に従事するスタッフや児童館に勤務する児童厚生員を主な対象とし,座学に加えて実践・報告を交えながらスタッフの資質向上と子どもを取り巻く環境の向上を目的として,弘前市と共催で「放課後の子どもの居場所づくりを考える研修会」を弘前市民文化交流館ホールにて開催しました。講師(宮城県在住)は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンライン上で登壇いただきました。

 当該研修会は全5回のプログラムで構成されており,「子どもの最善の利益」の実践としての先進事例報告を受け,その内容について参加者自らが研究し,所属団体で実践を行った上で最終回では参加者自らが実践研究発表を行うこととしています。耳学問としての知識の享受だけでなく,実践を通じて身に付けると共に参加者同士が発表し合うことでトライアル&エラーの効果を最大限に引き出す事を狙いとしています。

 第1回目となる本研修会では,約30名の参加があり,はじめに石巻市子どもセンター「らいつ」事務局長 吉川 恭平 氏から『「子どもの権利」を活かした児童館運営』について,センター設立の背景やコンセプト・基本理念,子どもとともに創る子ども施策に必要な視点などについて講演がありました。また,現在のコロナ禍の中で臨時休館する児童館も多い中,電話,まちあるき,YouTube,WEBアンケート,SNSなど様々なコミュニケーションツールを駆使し子どもと職員が繋がる場,子ども参加の場,遊びや子どもの権利の発信の場を行政との意見交換を交えながら実践していることについても報告がありました。

 続いて,実践報告として弘前市自得児童館 高森 智子 氏から「新和こどものまち~子どもたちが創る子どもの世界~」と題して,新和児童館で子どもたちの主体性や創造性,社会性などを育むことを目的として2年間継続して実施された“こどものまち”の実践報告がありました。職員の介入をできるだけ抑えた取組を実践し,子どもたちだけで進めることで,トラブルから新たな遊びやルールが生まれることや,普段児童館に関わることのない大人の見学ツアーを企画することで地域との繋がりが生まれるとともに子どもたちの達成感の醸成にもつながることなどについて報告がありました。

 最後に上述の2講師に弘前大学教育学部講師 深作 拓郎を加えた3名でシンポジウムを行い,「子どもの権利」「子ども主体の児童館」について会場を巻き込む形で議論を行いました。

 次回以降は市内児童館・児童センターへ講師を派遣し,施設の各実態に合わせた遊びを講師の助言・指導を受けながら実践を行う予定です。


オンライン上で講演する吉川氏

実践報告する高森氏

シンポジウムの様子

参加者との意見交換の様子

会場全体の様子
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