弘前大学

文部科学省「社会システム改革と研究開発の一体的推進」事業 地域再生人材創出拠点の形成「被ばく医療プロフェッショナル育成計画」平成25年度修了式を挙行

2014.03.31

 本学では3月14日、平成25年度文部科学省「社会システム改革と研究開発の一体的推進」事業 地域再生人材創出拠点の形成プログラム「被ばく医療プロフェッショナル育成計画」の修了式を弘前市のホテルニューキャッスルで挙行しました。

 平成22年度に文部科学省の事業に採択されスタートした同育成計画では、原子力施設などが立地する青森県の被ばく医療を担う人材育成に取り組んできました。今回修了の第2期生3名は、東日本大震災直後から3年間にわたり、科学・医科学コースに分かれ、被ばく放射線化学や放射線計測演習などの科目を履修し、アメリカ・韓国の被ばく医療専門機関での研修を受講し、韓国済州島では核テロを想定した訓練に取り組みました。

 修了式で佐藤敬学長は「地域緊急被ばく医療への備えを通して、県民の安全・安心の確保に貢献し、地域の発展への大きな力になることを願う」と式辞を述べました。また、三村青森県知事(山中青森県医師確保対策監代読)の挨拶、(独)放射線医学総合研究所明石理事の祝辞に続き、修了生を代表し、日本原燃(株)再処理事業部放射線管理部勤務 福井芳則さんから、「被ばく医療の重要性は震災を経てさらに高まっています。2期生としてはこれで修了となりますが、ここからが本当の始まりだと思っています」との決意が述べられました。

 修了式に引き続き、修了生・授業担当者・事業関係者を交えた情報交換会が開催され、活発な意見・情報交換が行われました。

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