本学が当番校として、11月13日・14日の2日間にわたり、平成26年度東北地区国立大学法人等研究協力担当事務職員研修を弘前大学創立60周年記念会館「コラボ弘大」八甲田ホールで開催しました。本研修は、国立大学協会東北地区支部を主催とし、研究協力担当職員としての知識とスキルの向上を目指すことを目的に毎年行っており、東北地区の大学、高等専門学校から35名が参加しました。
初日は、開催にあたり柏倉研究担当理事から挨拶があり、続いて、文部科学省研究振興局学術研究助成課課長補佐の小野耕志氏から「研究力強化戦略について」と題し、国立大学改革プランに基づく国立大学改革に関する取組状況や、間接経費や科研費の配分結果から強み・特色の分析に関して講演いただきました。その後、信州大学産学官・社会連携推進機構リサーチ・アドミニストレーションセンターURAの鳥山香織氏、土井達也氏から「URAと研究支援業務について」と題して、URAの業務や人材育成・定着に向けた取組の紹介、産学官連携の成果や今後の課題・期待等について、山口大学学長特命補佐 知的財産センター長の佐田洋一郎氏からは、「ゼロから学べる知的財産~大学の知財管理について~」と題して、知的財産の基本的な知識・性質に関する説明、大学における研究成果を守る知財管理、研究ノートの活用について講演いただきました。
2日目は、班別討議として「対話型ワークショップ」を行い、「オープン・リサーチ・キャンパスに向けてポスターをつくってみよう!」というテーマで、グループディスカッション及び発表を行いました。発表はスキット(寸劇)形式で、どのグループも研究成果や立地条件を活かした大学の魅力を十分にアピールするなど、今後の業務に活かすことのできる実践的な取組みを通して理解を深めました。
受講生は、2日間の研修と情報交換会を通じて他大学等の職員との交流を深めるとともに、所期の目的を十分達成し、有意義な研修となりました。