本学は12月3日(水)、八戸サテライト(八戸商工会議所1階)にて、「平成26年度八戸地域学講座『八戸藩立藩350年「八戸学」から八戸の未来を考える~八戸の今、昔を学び、将来ビジョンを想い描く~』」を開催しました。
八戸サテライトでは、本学と八戸地域の密接な連携を図ることを目的に、地域企業等のニーズと本学のシーズのマッチング、公開講座・講演会、広報活動などを行っており、同講座もその一環として、八戸の歴史や文化を学びながら地域の将来ビジョンや地域振興策のあり方について考えることを目的に新規事業として、平成26年12月3日から平成27年2月25日まで全10回の講義を予定しているものです。
同講座初日は、大河原八戸サテライト室長より開講の挨拶の後、八戸市博物館館長工藤竹久氏から『「八戸人の源流の歴史」~縄文・弥生・南部氏の生活文化をたどる~』と題した講義が行われました。講義では、縄文時代の八戸地域における土器や埋蔵されていた服飾品等を紹介することに始まり、古代の東北北部の住民「蝦夷」の生活文化、鎌倉時代の南部氏、近代における八戸地域の偉人など、工藤氏がこれまで培ってきた知見を基に様々な八戸地域の歴史が紹介され、参加した23名の受講者らは熱心に耳を傾けるとともに、途中笑い声も響くなど楽しみながら学んでいました。
同講座には、募集定員を超える多数の申込みがあり、幅広い年齢層の市民らが参加し、八戸市民の関心の高さが窺えました。