弘前大学研究・イノベーション推進機構では、大学発スタートアップの促進のため、「先輩起業家」との交流や身近なロールモデルの紹介から起業を身近に感じてもらうための取組みを行っています。
2025(令和7)年6月9日(月)15時00分~19時30分に、弘前大学文京町キャンパスの「オープンイノベーションプラザ」において、「第4回弘前大学先輩起業家交流会及び個別起業相談会」をハイブリッド開催しました。
最初に、起業を目指す学生などを対象に3件の個別相談会を開催し、21あおもり産業総合支援センターの起業支援者及び本学URAがアドバイスや相談に応じました。
次に、先輩起業家交流会では、弘前大学医学部OBで、現在は「裏表のない」ユニバーサルデザインの衣類を手掛けているアパレルスタートアップHONESTIES(オネスティーズ)株式会社のCFO/CRO 濱野 逸人(はまの いつと)氏を講師として、講演会を行いました。
濱野氏は、MBA取得後に弘前大学医学部に入学され、医師となって12年間、青森で地域医療の現場に立ちつつ医学研究に従事された経歴があります。その後ビジネス界に転身され、HONESTIES株式会社では、CFO(最高財務責任者)としてだけでなく、医師の経験を踏まえ、CRO(最高研究責任者)としても活躍しています。
講演会では、自身のキャリアの紹介に続き、HONESTIESが開発しているスマートウェアの紹介や現在取り組まれている事業紹介、さらにはスタートアップでのCFOの重要性などについて紹介して頂きました。また、大学の先輩として、学生のうちにやっておいた方がいい3つの事として、「①ビジネスコンテストに参加しよう!」「②日本を外から見てみよう!」「③人とのつながりを大切にし続けよう!」をリストアップし、自身のキャリアパスや価値観の変遷などを踏まえ、熱いアドバイスを頂きました。
当日は、本学の学生や教職員、県内支援機関などから現地・オンライン併せて37名が参加。活発な質疑応答もあり、「起業」という選択肢を身近に感じるとともに、相談できる「先輩」を見つけることができました。