弘前大学

「2026あおもり積雪期避難所演習」を実施しました ― 厳冬期災害を想定し、産学官民で地域防災力を強化 ―

2026.02.27

2026(令和8)年2月21日(土)~22日(日)、弘前大学文京町キャンパス第二体育館・オープンイノベーションプラザにおいて、「2026あおもり積雪期避難所演習」を開催しました。

本演習は、厳冬期の災害発生を想定し、避難所設営・運営の実践的な体験を通じて産学官民による地域防災力の向上を図ることを目的とした訓練で、広域での相互支援が必要となる大規模災害を想定し、自治体やボランティア団体が迅速に連携できる体制づくりを目指しました。

また、イタリアで導入されている「共有備蓄」の考え方を参考に、各自治体が資機材を持ち寄る方式を採用した訓練で、全国的にも珍しい取り組みとなっています。

産学官民連携として弘前大学、「SAVE LIFE あおもり」実行委員会、青森県との共催で実施され、自治体職員や防災関係者、企業担当者、学生等約50名が参加しました。

演習では、ボランティア団体である一般社団法人みらいねっとの協力のもと、実際の避難所設営プロセスについて説明を受けながら、簡易テントや段ボールベッドの組み立て、積雪期における避難所空間づくりを体験しました。また、防災施策や寒さ対策、災害関連死を防ぐ環境整備についても理解を深めるとともに、五所川原農林高校の学生による地元の食材“菊芋”を利用した非常食スイーツの試食会も行いました。

こうした体験型訓練と並行して、寒冷環境下における身体への影響、特に睡眠への影響についての実証研究も実施し、データを明らかにすることも本学ならではの新たな取り組みです。

今後も弘前大学は、地域と連携した実践型防災訓練と研究活動を推進し、積雪寒冷地における防災モデルの構築を通じて、安全で安心な地域社会の実現に貢献してまいります。