常盤高等教育局長らが弘前大学を視察
2016.08.04
地域
文部科学省の常盤豊 高等教育局長と佐藤昭博 国立大学法人支援課 課長補佐が平成28年7月29日(金)、弘前大学を視察しました。
常盤 局長は、佐藤敬 学長による大学概要に関する説明を受けた後、青森県の産業構造を踏まえた弘前大学の様々な取組について意見交換を行い、その後、農学生命科学部、医学部附属病院及び医学研究科の順に視察しました。
農学生命科学部では、松﨑正敏 副学部長から本年4月の学部改組の特色について、前多隼人 助教から赤い果肉のリンゴ「紅の夢」を中心とした食による地域活性化の取組について説明を受け、リンゴ見本園にて同学部が研究を行う様々な種類のリンゴの樹を視察しました。
医学部附属病院では、福田眞作 病院長より病院の概要説明を受けた後、高度救命救急センターの視察を行いました。同センターは、原子力規制委員会から原子力災害に対応する総合的な医療施設としても指定されており、山村仁 センター長から、災害発生時の緊急対応や被ばく患者受入時の流れなどについて説明を受けるとともに、DMAT装備や被ばく関連設備などを視察しました。
医学研究科では、若林孝一 医学研究科長から挨拶の後、弘前大学が研究を進める特色ある研究として、柏倉幾郎 副学長より「革命的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」について、中根明夫 教授より「地域イノベーション戦略支援プログラム(プロテオグリカン)」についてそれぞれ説明を受け、青森県が抱える短命県の課題の克服や産業界との連携の在り方などについて、研究者や大学院生と活発に意見交換を行いました。