弘前大学と青森県、弘前市は科学技術振興機構(JST)共催のもと、9月14日(金)「弘前大学COI ヘルシーエイジング・イノベーションフォーラム2018」を一橋講堂(東京都千代田区)で開催しました。本フォーラムの開催にご尽力をいただきましたご来賓や学内外の先生方、参画機関の皆様、ご来場くださった皆様のおかげで今回も成功裏に終了しました。皆様にお礼を申し上げます。
東京での開催も4回目となったフォーラムですが、当日は雨天にもかかわらず、北は北海道、南は沖縄県から多くの企業や大学、研究機関、一般の方々、メディアなど約700名のお客様が来場くださり、会場は大変な賑わいとなりました。
フォーラムでは、市民を巻き込んだ真のオープンイノベーション2.0の追求、SDGsへの貢献を目的とした弘前大学COIの取組について、最先端の研究成果等を紹介したほか、社会実装の進捗状況など、産学官民各界の第一線で活躍している関係者が参集し、熱心な議論が展開され、またご来賓より激励のお言葉を頂戴しました。
開会にあたり、弘前大学長 佐藤敬、青森県副知事 佐々木郁夫、弘前市長 櫻田宏が挨拶しました。共催者として、(国研)科学技術振興機構(JST) 理事 白木澤佳子氏、来賓を代表して、文部科学省 科学技術・学術政策局長 松尾泰樹氏と、COI STREAMビジョン1ビジョナリーリーダー(元協和発酵キリン(株)社長) 松田譲氏よりご挨拶を頂戴しました。
基調講演では、弘前大学COI拠点長・研究統括(RL)・弘前大学大学院医学研究科 中路重之 特任教授が「弘前から世界人類の健康づくりへ」と題し、最新の研究や取り組みについて発表しました。
特別講演では3人の演者が登壇し、クラシエホールディングス株式会社 代表取締役社長執行役員の岩倉昌弘氏が「冷え改善でQOLを向上する」、サントリー食品インターナショナル株式会社 常務執行役員の西本正三氏が「『水と健康』を科学する」、料理研究家の浜内千波先生が「次世代への健康意識の伝え方を考える」と題して、それぞれ熱のこもったご講演をいただきました。
「健康ビッグデータ解析研究最前線」では、京都大学 奥野恭史先生、東京大学 井元清哉先生、名古屋大学 中杤昌弘先生が研究の進捗等について詳細な発表、続いての「データ連携最前線」では、京都府立医科大学 的場聖明先生、和歌山県立医科大学 竹下達也先生、名桜大学 砂川昌範先生が、研究の最先端について紹介しました。
また発表の中間には、ご来賓でJST未来社会創造事業 事業統括、トヨタ自動車株式会社元副会長、COISTREAMガバニング委員会委員の渡辺捷昭氏よりご挨拶、ご助言を頂戴しました。
参画企業による社会実装リレーでは、花王(株)安川氏、ライオン(株)河上氏、(株)ローソン残間氏、イオン(株)家坂氏など、合計15社から登壇、それぞれの社会実装の状況についてプレゼンテーションが行われました。
閉会前には、COISTREAMガバニング委員会委員長であり、(株)三菱総合研究所理事長およびプラチナ構想ネットワーク会長で、東京大学第28代総長を務められた小宮山宏先生からも激励のお言葉を頂戴しました。
閉会にあたり、弘前大学副学長(COI担当)の若林孝一医学研究科長が挨拶し、大盛況のうちに幕を閉じました。
弘前大学COIは今後も、参画機関、ご関係の皆様、学内外の先生方のご指導・ご協力を賜りながら、本事業のさらなる推進、真の健康オープンイノベーションの実現、SDGsへの貢献を目指し、躍進してまいります。引き続きよろしくお願いいたします。
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