弘前大学研究・イノベーション推進機構は,令和元年12月19日(木)に弘前大学文京キャンパスにおいて,教育・研究活動によって得られた知的財産に対する「発明者自身の技術移転への意識醸成」を目的に,「令和元年度第2回弘前大学知財塾」を開催しました。
今年度第2回目は,昨年度好評だった「大学発ベンチャー企業」の第2弾として,株式会社オーシャンアイズ 代表取締役社長(国立研究開発法人海洋研究開発機構 地球環境部門 環境影響研究センター 東日本海洋生態系変動解析グループ)田中 裕介 氏を講師に迎えご講演いただきました。
講師の方からは,今回の企業の特徴が,若手 + 任期付職員が CEO に就任していること,ライセンシング戦略が知的財産の性質によって大きく変わること,「社会実装」における問題点など,自らの経験を基に,基礎研究から大型の競争的資金の獲得,応用研究,事業モデルの検討等,起業までの一連のストーリーを紹介していただき,研究者,そして企業の人間として,それぞれの立場で産学連携についてご講演いただきました。
参加した大学の教職員・学生の方々は,講師の話について熱心に聞き入り,具体的な事例に基づいた質疑応答も活発になされ,ベンチャー企業について理解を深める有意義な場となりました。
講演中の田中氏