弘前大学

【プレスリリース】理工学研究科 浅田教授が世紀の「難問題」に関する一般向け解説書を執筆

2021.03.10

本件のポイント
  • 執筆者 浅田秀樹 (弘前大学理工学研究科・教授、日本天文学会理事)
  • 天才たちを悩ませた世紀の「難問題」に関して、高校数学程度の予備知識で読める、一般向けの解説書が大手出版社(講談社)から3月17日(予定)に刊行。
  • 著名研究者が執筆するブルーバックスシリーズを本学教員としては初めて執筆
【本件の概要】

「ブルーバックス」は、1963年に講談社が創刊した自然科学全般の話題を一般読者向けに解説するユニークな新書シリーズで、既に刊行物が2000点を超えています。今回、(辞典類を除き)その執筆を本学教員としては初めて担当します(講談社調べ)。
「三体」という題目の長編SF小説が世界的に話題になっており、ドラマ化や映画化の噂があるようです。この小説の根幹で登場するのが「三体問題」とよばれる自然科学界における難問題の代表選手なのです。しかしながら、この「三体問題」が、こうしたSF小説などに登場し一般社会へも普及しそうな勢いですが、一部の専門家を除いて、理系の人たちでさえ「三体問題」をきちんと理解してないのが現状です。
特に、本学の大学院生(当時)の研究成果が本書にて詳しく紹介されます。
「三体問題」に関心をお持ちの方は、ぜひお手に取ってみてください。
■プレスリリース資料はこちら
■書籍の詳細はこちら(講談社BOOK倶楽部ホームページ)
■特設ページで浅田教授による「三体問題」の解説が公開されています(講談社ホームページ)。
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ブルーバックス「三体問題」の表紙装幀:芦澤泰偉・児崎雅淑(講談社提供)