弘前大学では、令和5年10月11日(水)に令和5年度弘前大学基金「トヨペット未来の青森県応援事業」奨学金採用者授与式を、弘前大学創立50周年記念会館岩木ホールにて行いました。
本事業は、青森トヨペット株式会社様からのご寄附を原資として、地元青森県において活躍する人材育成を支援するために、平成29年度から奨学金給付事業を実施しており、今回で7度目の実施となりました。採用者には一人あたり25万円の奨学金が給付されます。
授与式では、福田学長から「この事業は、地元青森県において多様な分野で活躍する人材育成を支援したい、という申し出を青森トヨペット株式会社様からいただき実現しています。青森トヨペット株式会社への感謝を忘れず、社会で活躍できる人材に成長するための費用として今回の奨学金を有効に活用してください」と激励の言葉が送られました。
続いて、採用学生代表の謝辞では「青森トヨペット株式会社様からいただいた奨学金を利用して、今後、青森県を支える人材となれるように、より一層勉学に励みたいと思います。卒業後は弘前市の職員として、市が抱える課題の一つである人口減少対策に携わり、担い手の育成という面から、市民のために尽力していきたいと考えています。社会人になっても、このたびの奨学金支援へご恩と感謝の気持ちを忘れず、ゆくゆくは青森県のさらなる発展に貢献できるように励んでいきたいと思います」と抱負と感謝の気持ちが述べられました。
また、青森トヨペット株式会社 代表取締役社長 大野 亮 様から「時が経つのはとても早いものです。大学生活の4年間はあっという間に終わってしまいます。アルバイトに時間を割くということは、貴重な体験をする時間が減ってしまうということです。私たちは、青森県の未来を背負ってくれる皆さんのために、時間をプレゼントしたいという思いでいます。貴重な大学生活のアルバイトをしない時間をもらったと思って、是非その時間を大切に使ってほしい、実りの多い学生生活を送ってほしいと思っています。そしていつか、青森県のために恩返しをしてくれたらと思っています」と温かいお言葉を頂きました。
授与式後に開催した懇談会で採用学生たちは、大野様、福田学長、郡理事(教育担当)と、将来の夢や社会人になるということなどについて、様々な話をし、学び多い時間を過ごしました。