弘前大学

放課後の子どもの居場所づくりを考える研修会 講師訪問型実践研修「感覚・造形あそび」を開催

2023.10.30

弘前大学地域創生本部では、令和5年10月14日(土)に弘前市と共催し、弘前市裾野なかよし会にて「放課後の子どもの居場所づくりを考える研修会 講師訪問型実践研修 感覚・造形あそび」を実施しました。この研修会は子どもの放課後の居場所となる児童館・児童クラブ、指導員のあり方について考えるとともに、実践を交えながら子どもの取り巻く環境の向上を目指しています。

講師は髙阪 麻子氏(愛知県東郷町立兵庫児童館 館長)、全体コーディネーターは深作 拓郎氏(岩手大学教育学部 准教授)が務め、児童16名、児童支援員11名が参加し約2万個の紙コップを使い「感覚・造形あそび」のプログラム「紙コップランド」を行いました。

「紙コップランド」は紙コップで作るイメージの世界です。紙コップを並べたり、高く積み上げて作ったアーチ、湖や花などが思い思い自由に作られ街が出来上がります。同時に、紙コップの一つをお友達の「紙コップ君」とし、街を作るなかで作品に紛れ込ませることで、どこかにいる紙コップ君を傷つけない、という意識のもと「物を大切にする」という心も養うあそびです。完成後は、会場の体育館ステージから紙コップの街を観察しました。

研修会後の振り返りでは、「子どもたちのいつもの様子とは違った姿を見ることができた」「白い紙コップランドが雪まつりの様できれいだった」「子どもたちと一緒に夢中になって楽しむことができた」など感想が出されました。今後も「紙コップランド」のプログラムを継続し、2月に予定している実践研究発表につなげていく予定です。