弘前大学

令和5年度 第3回 鶴田町放課後児童支援員等研修会を開催

2024.01.09

弘前大学地域創生本部は、令和5年12月15日(金)鶴田町教育委員会との共催により「第3回 鶴田町放課後児童支援員等研修会」を鶴田町学童保育施設サンシャインスクールにて開催しました。

本研修会は、学童保育施設の指導員を対象に子どもたちの心地よい放課後環境をどのように作り出すのかを学ぶことで、各指導員の資質向上と意識改革を図ることを目的としており放課後児童支援員等22名が参加しました。

講師に岩手大学教育学部准教授 深作 拓郎氏、岩手県立児童館いわて子どもの森 チーフプレーリーダー 長﨑 由紀氏を迎え「子どもとの関係性について」の講義とあそびの実践を通して子どもとの関り方を学ぶ研修会を実施しました。

長﨑氏による絵本の「おーい かばくん」の読み聞かせからスタートし、放課後児童支援員等の仕事の根拠を「放課後児童クラブ運営指針」「児童福祉法」「子どもの権利条約」の中の内容から確認しました。大人にとってではなく、子どもにとって一番いいことを考慮して育成支援を行うこと、子どもの声を聴き子どもと一緒に決めることが大切であるとお話がありました。

次に、道具を使わない簡単なじゃんけんあそびの紹介があり、グループごとに「あいこdeじゃんけん」、「まいっかじゃんけん」に取り組みました。勝ち負けを決めるルールではないため勝っても負けてもポジティブな気持ちになり、時には笑い声が上がり、とても楽しい雰囲気で取り組むことができました。

また、身近な素材の折り紙やペットボトルキャップを使った創作あそびにも取り組み、子どもたちが工夫し考える余白が多いあそびが大事であり、あそびを援助する大人の役割についても確認し講義は終了しました。

午後の演習では、一斉下校後、サンシャインスクールに集まった子どもたちと午前の講義で紹介した創作あそびに取り組みました。子どもたちが自由に作り、思い思いにあそぶ楽しそうな姿が印象的でした。

会場全体の様子

会場全体の様子

じゃんけんあそび

折り紙あそび

創作あそび

あそびの実践