弘前大学

白神山地から分離した「白神の森乳酸菌®」肝機能改善などの機能性で特許登録

2024.10.22

プレスリリース内容

本学研究者

弘前大学農学生命科学部 食料資源学科 准教授 前多 隼人(農学生命科学部ホームページ「教員紹介」へ)

本件のポイント

  • 白神山地に自生する樹木「キハダ」から分離した新規乳酸菌「白神の森乳酸菌®L8菌株」について、肝機能改善などの機能性についての特許を取得しました。
  • 「白神の森乳酸菌®L8菌株」は弘前大学農学生命科学部の殿内暁夫教授が分離した乳酸菌です。植物由来の乳酸菌であることが特徴です。
  • 弘前大学農学生命科学部の前多隼人准教授と株式会社ラビプレとの共同研究の結果、肝機能改善作用などの機能性も明らかになりました。
  • 2020年7月にL8菌株の培養法や機能性についての特許申請し、この度2024年6月に特許が正式に登録されました(特許第7498914号 発明名称「白神山地に生息するキハダ由来の新規乳酸菌」)。
  • 今年度から「白神の森乳酸菌®L8菌株」を使った食品や化粧品が数社から販売が開始される予定です。

用語説明

  • 白神の森乳酸菌®…弘前大学が白神山地から分離した乳酸菌に命名しているブランド名。これまでに白神山地のキハダやブナから乳酸菌を分離している。
  • L8菌株…ミカン科キハダ属の落葉高木であるキハダから分離した乳酸菌(Lactococcus lactis subsp.lactis)。
  • 株式会社ラビプレ…会社の説明、事業内容等。
    2009年創業。青森県の農水産物を、2010.10~2024.3まで、コラボ弘大「レンタルラボ」に入居し、大学等の研究機関と共同研究しながら化粧品/健康食品に展開する事業を行ってきました。特に現在、2017年から企画開発を進めてきた「白神の森乳酸菌」の一般食品/化粧品への展開を、青森県内外企業様と共に推し進めています。

詳細

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プレスリリースに関するお問合せ先

弘前大学農学生命科学部 食料資源学科 准教授 前多 隼人
TEL:0172-39-3790
E-mail:hayatosphirosaki-u.ac.jp

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