弘前大学

2019年岩木健康増進プロジェクト健診が始まりました

2019.05.30

今年で15年目となる岩木健康増進プロジェクト健診が、2019年5月25日(土)から6月3日(月)の10日間の日程で始まりました。今年は新たに13項目が加わり、さらに多項目にわたる健診が行われています。
医師、大学スタッフ、学生、住民ボランティア、COI参画企業など300人を超えるスタッフによる丁寧な対話による健診は、岩木住民が毎年楽しみにしている恒例の一大イベントとなっています。
健診4日目の5月28日(火)は、COI STREAM ガバニング委員長の小宮山宏先生(三菱総合研究所理事長/第28代東京大学総長)が視察に訪れ、佐藤学長・中路特任教授・村下教授の案内により、今年から検査項目に新規に加わった自律神経検査や味覚検査を体験されました。ひとつひとつの項目が個別に行われることはあるが、これだけの項目が丁寧な対話のもとに一堂に会して行われ、総合的なデータ蓄積がなされていることに深く感心されていました。
連携大学である名桜大学の山里勝己学長や沖縄県名護市の渡具知武豊市長も熱心にご覧になり、検査の内容や特徴についての説明をお聞きになりました。
スタッフとして参加している学生の一人は、他県出身である自分の地元にはこれほど大規模な健診はなく驚いており、これから医師になる上でこの活動から多くを学びたいと話していました。
また、参画企業の方も、これまで個人的感覚で調子の良し悪しを判断していたところを、健診のデータにより、裏付けのある結果として認識し対応が可能になる、とこの健診の効果を説明されていました。
中路特任教授は、「取り組みに年々注目が集まっている。短命県返上に向け、さらに充実させていけるように頑張りたい」と話しています。
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今年から検査項目に加わった自律神経検査を体験する小宮山宏先生(左)
中路特任教授から検査の内容や特徴についての説明を受ける小宮山宏先生(左から2人目)と渡具知武豊市長(右から2人目)