弘前大学

ウィンドファームつがる見学会を開催

2019.06.18

地域戦略研究所では、6月10日(月)に大規模陸上風力発電施設ウィンドファームつがるの建設現場の見学会を開催しました。弘前大学理工学部自然エネルギー学科4年生を中心に大学院生を含む8人の学生と教職員5人が参加しました。
当該発電事業は、青森県西部の日本海に接する津軽平野で進められ、総発電容量は日本最大の121,600kW(38基×3,200kW)、約9万世帯の電力需要に相当する発電規模で2020年4月の商業運転開始を予定しています。
見学会は事業主体であるグリーンパワーつがる合同会社を始め関係会社のご協力を得て、開催され、風車のブレード(長さ50.2m)、タワー(ハブ高97.3m)、ナセルなどのパーツが搬入された七里長浜港や変電設備、基礎工事現場、タワーの組み立ての様子など見学し各現場で概要説明を受けました。
学生達は七里長浜港に並んでいるブレードに直接触れてみて、その曲線の美しさと騒音を低減するために先端に取り付けられている鳥の羽を模したセレーションと呼ばれる形状などについて、案内してくださった方に質問をするなど、熱心に学んでいました。また、工事期間中だからこそ見ることができる基礎工事の現場で、これまでは完成形しか見ることのなかった風車の、地面の下の風車を支える構造や、中に詰まっている電気系統や、組み立ての過程を興味深く観察したことにより、風力発電のイメージが広がり、さらに深く学ぶ意欲がわいたと語っていました。
風車の建設過程を見学した後、ロータ直径103mで最高到達点が約150mのすでに完成した巨大風車を身近に体感し、開発、建設、土木、電気、輸送、組立等、様々な分野の最高技術が地元で結集した現場の緊張感と、実際にその場に立ち会った高揚感とともに自らが進む将来の道に思いを巡らせていました。
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美しいカーブのブレードを間近で美しいカーブのブレードを間近で
ブレード先端の鳥の羽を模したセレーションブレード先端の鳥の羽を模したセレーション
質問する学生質問する学生
説明を受ける学生説明を受ける学生
何事も基礎が大事何事も「基礎」が大事
タワー1段目の設置タワー1段目の設置
完成した風車の前で完成した風車の前で
最高到達点約150メートル風車の雄姿最高到達点約150メートル風車の雄姿