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弘前れんが倉庫美術館展示「りんご宇宙」開幕!弘前大学が展示協力

 2021(令和3)年4月10日(土)、弘前れんが倉庫美術館(弘前市)において、2021年度春夏プログラム「りんご宇宙-Apple cycle/Cosmic Seed」が開幕しました。

 「りんご宇宙-Apple cycle/Cosmic Seed」ではりんごをめぐる豊かな思考と想像に着目し、国内外8名のアーティストによる多様な作品が紹介されています。

 弘前大学は第2展示室の潘逸舟(ハン・イシュ)氏の展示、第4展示室の、りんご栽培の1年や、りんごの研究に取り組む地元の機関・施設の活動を紹介する資料の展示に協力しています。

 潘氏の展示には、潘氏の母校である弘前大学教育学部附属中学校の美術部員15名が参加しました。約1年間のワークショップを通して、津軽に伝わる「鬼(おにっこ)伝説」を一緒に調べ、中学生の発想と、潘氏の中学生時代の記憶を重ねながら構想が練られました。「おにっこのちはりんごジュースの滝」と題した展示(インスタレーション)では、青い防風ネットの奥に、岩木山の洞窟が表現されています。ところどころにフェイスシールドを元に中学生が作った鬼の仮面が忍ばされており、展示内では中学生それぞれが自分の内面を鬼に見立てて考えた「鬼の目撃譚」の語りが流れ、コロナ禍における他者や社会との関係性、「故郷とは何か」の再考が試みられています。


フェイスシールドで作られた鬼の仮面

展示について説明する潘氏


 第4展示室では、教育学部の出佳奈子准教授、農学生命科学部の荒川修教授、伊藤大雄教授、東信行教授、前多隼人准教授、ムラノ千恵研究員、弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センター藤崎農場が展示協力しており、それぞれのりんごにまつわる研究が写真や映像などを通して紹介され、さまざまな角度からりんごの豊かさと可能性に触れられる内容となっています。
 今後会期中にこちらの展示室において、本学の研究者やりんごの生産者を招いたトークやレクチャーが展開される予定です。


展示室の様子。それぞれの展示の前には腰かけられるりんご箱が

実際にりんご園に設置しているふくろうの巣箱


 これらの展示には弘前大学教育学研究科を修了し、ラーニング担当として弘前れんが倉庫美術館に勤める 宮本ふみさんが携わっています。宮本さんは、「弘前大学教育学部附属中学校の生徒のみなさんが、作家の考えていることに向き合って参加してくれてうれしかった」と話し、第4展示室について「会期中のイベントを通して、いろいろな視点が出会う、交流の場になれば」と期待する気持ちを語りました。

 本学の携わった展示以外にも、弘前市を象徴する”りんご”と宇宙をテーマにアーティストが制作した作品が多数展示されています。

 展示は8月29日まで。ぜひ一度足をお運びください。

■2021年度春夏プログラム「りんご宇宙-Apple cycle/Cosmic Seed」の詳細はこちら
(弘前れんが倉庫美術館ホームページ)


奥:ケリス・ウィン・エヴァンス《Drawing in Light (and Time) …suspended》2020年 弘前れんが倉庫美術館蔵

手前:和田礼治郎《琥珀の井戸》2020年 作家蔵 Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE
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