弘前大学

【プレスリリース】全血アルブミン分析装置および全血アルブミン分析方法 (特許第 7015521 号)の取得について

2022.03.02

 弘前大学大学院保健学研究科は、これまで在宅医療向けの患者栄養モニタリング技術の開発を進めて参りました。この度、野坂 大喜(保健学研究科 講師)らの研究チームが「全血アルブミン分析装置および全血アルブミン分析方法(特許第 7015521 号)」を取得致しましたのでご報告いたします。

特許技術概要

 我が国では2025年に向けて急性期病院を在宅医療へと転換すべく地域医療計画を策定し、医療機関の統廃合を進めています。しかし青森県をはじめとする北東北地域は、医療資源が不足した医療過疎地域であるため、地域医療の維持が困難となる恐れが懸念されています。今後は医療機関と在宅医療をより緊密に連携させることが必要となることから、在宅医療用の患者栄養モニタリング技術となるPOCT型栄養生化学検査装置と生化学分析技術を開発致しました。本装置は栄養管理指標の一つである血清アルブミン値とヘモグロビン値を全血5μLで分析可能な小型POCT装置であり、医療者はベッドサイドで簡単に患者の栄養状態を測定することが出来ます。本研究チームは、今後も地域課題の解決に向けた医療技術開発に取り組み、地域産業や医療産業の発展に貢献できるよう努めて参ります。

本特許技術の利用フィールド

●在宅医療
●予防医療(健康管理)

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