2025(令和7)年6月10日、弘前大学創立50周年記念会館において「第3回弘前大学研究力向上戦略実行会議」を開催しました。
本会議は、「人と社会のWell-beingに寄与するイノベーション創出研究拠点」の形成に向けた戦略の立案および実行を目的に設置されたもので、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の採択を受け、学内における具体的な取り組みについての情報共有と意見交換が行われています。
今回の会議より、全教職員を対象に会議の様子をライブ配信する取り組みを開始しました。学内でどのような議論がなされ、そして本学がどのような改革を進めていくのかを、より多くの教職員にリアルタイムで共有するための新たな試みです。
会議ではJ-PEAKSで本学が達成すべき共通指標について審議がなされ、福田学長からは、「いずれの指標も本学の現状から高い目標設定であるものの、各分野の先生方の知を集結すれば達成できない目標ではないこと」「Well-being社会実装本部においてURAの充実を図り研究サポート面の強化をすること」「共通指標をクリアするために本学の全ての教職員の協力を得て改革を進めていく」という方針が説明されました。
さらに、本会議に先立ち6月4日には「学長・理事による大学運営に関する説明及び意見交換会」を文京町キャンパス・本町キャンパスそれぞれで開催し、「2025年度の課題」について学長・各理事から全教職員を対象に説明があり、J-PEAKS事業と本学の中長期的な戦略との関わりについても共有され活発な意見交換が行われました。
また、4・5月には福田学長、若林理事(企画担当)、村下副学長(Well-being戦略担当)が各学部・研究科の教授会に出席し、J-PEAKSの事業内容や目的、具体的な活動計画について詳細に説明しました。また、説明後には構成員の先生方と意見交換の時間を設け、事業への多岐にわたるご意見を頂戴しました。こうした対話をとおして、J-PEAKSの取り組みに対する理解と関心を深めていただくとともに、今後の事業の推進に向けて貴重な示唆を得る機会となりました。
本学は組織全体が一丸となって未来を描くために、教職員一体となって教育・研究活動を推進してまいります。