弘前大学

弘前大学・なべや製麺株式会社・株式会社ラビプレによる「白神の森乳酸菌®入り うどん」の販売発表会を開催

2025.07.07

2025(令和7)年7月1日(火)に、弘前大学となべや製麺株式会社、株式会社ラビプレは、弘前大学創立50周年記念会館において「白神の森乳酸菌®」L8パウダーを配合した研究成果製品「白神の森乳酸菌®入り うどん」の販売開始について、共同発表をおこないました。

「白神の森乳酸菌®L8菌株」とは、2017年に弘前大学農学生命科学部の殿内 暁夫教授が白神山地に自生する樹木「キハダ」から分離した植物由来の乳酸菌です。同学部の前多 隼人准教授と株式会社ラビプレが共同研究を行い、「白神の森乳酸菌®L8菌株」の肝機能改善作用やL8菌株の培養法について、2024年6月に特許を取得しています。

なべや製麺株式会社は、能代地方で古くから親しまれている「能代うどん」の製麺所です。「能代うどん」とは、ひやむぎやそうめんのような細い麺で、つるつるとした食感が特徴です。「白神の森乳酸菌®入り うどん」は、「白神の森乳酸菌®」を使用した初めての麺製品です。

1食(100g)あたり約100億個の同乳酸菌が含まれており、これまでに販売された株式会社工藤パンのコッペパンやシュークリーム、つがる食品株式会社のリンゴジュースと同様、「白神の森乳酸菌®」を手軽に摂取できる商品となっています。
なべや製麺株式会社の鍋谷 暁社長は、「『白神の森乳酸菌®入り うどん』を販売することで、白神の研究に貢献できるのは光栄なこと」と語りました。

弘前大学では、白神山地に関する研究/教育/環境保全活動の充実を目的に「白神の森基金」を設置し、令和7年4月23日の福田 眞作学長定例記者会見で発表をおこないました。「白神の森乳酸菌®入り うどん」の売上の一部も、「白神の森基金」として活用される予定です。

左から前多准教授、殿内教授、鍋谷 暁社長(なべや製麺株式会社)、三浦 和英氏(株式会社ラビプレ)

左から前多准教授、殿内教授、鍋谷 暁社長(なべや製麺株式会社)、三浦 和英氏(株式会社ラビプレ)

白神の森乳酸菌®入り うどん

「白神の森乳酸菌®入り うどん」。100gあたり同乳酸菌が100億個含まれている

前多准教授(中央)と学生

発表会後の試食会で「食べやすくておいしい」と笑顔を見せる前多准教授(中央)と学生