弘前大学

平川市と弘前大学との連携調査研究事業成果報告会を開催

2018.05.08

 弘前大学は,平成30年4月23日(月)に,青森県平川市との平成29年度連携調査研究事業成果報告会を,平川市の東京会館において開催しました。本報告会では,平成28年6月に本学と平川市が連携・協力に関する協定の締結を契機に取り組み始めた,①平川市まちづくり推進,②碇ヶ関地域の活用化,③未来の担い手発掘・育成・支援,④「食ラボひらかわ」の利活用の4つの事業について,平成29年度の取組状況・事業成果が報告されました。会場には弘前大学,自治体,地元議員,地元企業,金融機関等から約80名が来場し,本取組に関する地元の期待が大きいことが分かりました。
 本報告において,始めに農学生命科学部・石塚哉史教授,成田拓未准教授,正木卓助教から,子育て支援に手厚い先進自治体の事例からみるまちづくりについての研究結果が報告されました。次いで,大学院地域社会研究科・平井太郎准教授から,地域おこし協力隊と地域との連携に関する研究結果,同研究科・土井良浩准教授から,地域の担い手の育成のための勉強会やワークショップ等について研究結果の報告がありました。
 最後に,農学生命科学部・吉仲怜助教,加藤陽治名誉教授から,6次産業化に向けた既存ハードの利活用や地域の特産品である自然薯の機能性について研究結果の報告があり,大学の専門的な知による地域課題の解決や施策反映の糸口を提示しました。
 報告会後の交流会では,取組事業の詳細や新年度の取組などについて有意義に意見・情報交流がなされ,本学と平川市,双方の今後の発展が大いに期待できる報告会となりました。

挨拶をする長尾平川市長
発表する加藤名誉教授
熱心に聞く来場者