弘前大学

シンポジウム「ヒツジとともにゆたかに暮らそう」を開催

2018.06.15

平成30年6月11日(月),弘前大学創立50周年記念会館岩木ホールにて,弘前大学戦略1・取組3(※1)成果公開事業シンポジウム2018「ヒツジとともにゆたかに暮らそう」を開催しました。
本シンポジウムは弘前大学が取り組む戦略1・取組3「国際競争力のある青森ブランド食産業の創出に向けた“青森型地方創生サイクル”の確立」における地域への成果公開事業として,地域の資源を活かしたヒツジの導入・産業化の可能性について多角的な視点から知識や経験,情報・意見の交換をするために企画されたもので,共同研究を行っている黒石市と共催で実施し,学内外から約80名が参加しました。
シンポジウムでは研究の主担当者である農学生命科学部 松崎正敏教授から,国産ラム肉の需要は高く,弘前大学ではリンゴジュースの搾り粕を配合した発酵飼料を与えて「アップルラム」を飼育し,ブランド化に取り組んでいること,また,海外の事例に触れながら,家畜としてのヒツジの現状と可能性について説明されました。
続いて家畜改良センター十勝牧場の河野博英氏から具体的にヒツジを導入する場合の心構えや準備について,青森県階上町のNPO法人「階上フロンティア」代表の関口博樹氏から階上町における休耕地を活用したヒツジ生産事業について,「鹿児島ますや」の米増昭尚氏から弘前大学で生産した「アップルラム」の加工品について講演があり,最後にはパネルディスカッションで意見交換が行われました。
休憩時間には弘前大学産のアップルラムの加工品の試食が行われ,参加者はアップルラムの味を確かめていました。
※1 戦略1(取組3):戦略「アグリ・ライフ・グリーン分野における地域の特性・資源を活かしたイノベーション創出・人材育成」の取組3「国際競争力のある青森ブランド食産業の創出に向けた”青森型地方創生サイクル”の確立」
◇詳細はこちら https://www.hirosaki-u.ac.jp/agrilife/