弘前大学

【プレスリリース】桜(ソメイヨシノ)の花がピンク色に色づく仕組みを解明(農学生命科学部)

2020.01.06

【本件のポイント】
・弘前公園の桜(ソメイヨシノ)が綺麗なピンク色になる仕組み(条件)を解明
・研究結果はLEDなどを用いて室内で咲かせた桜を綺麗にする技術に応用
・弘前公園の桜の剪定枝を利用した弘前市との共同研究の成果
【本件の概要】
これまで、桜(ソメイヨシノ)の花がどのような仕組みや条件でピンク色に色付くのかが分かっておらず、切った枝を室内で咲かせると白色となり、綺麗になりませんでした。本研究では、このソメイヨシノの花がどのような条件でピンク色になるのか、なぜ室内で咲かせるとピンク色にならないのかについて、弘前市との共同研究によって、弘前公園の剪定した桜の枝を利用して実験を行い、ピンク色になる特異的な条件を明らかにしました。研究結果は国際的な学会誌(Scientia Horticulturae(国際園芸学会誌)263巻)に掲載されました (12月12日、オンライン)。この研究成果によって、室内では綺麗にならない切り枝の花を綺麗にすることが可能になります。
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