弘前大学

2020年度いきいき健診を実施しました

2020.10.01

弘前大学COI研究推進機構は、9月26日から9月30日までの5日間の日程で、2020年度いきいき健診を「岩木文化センターあそべーる」で実施しました。
この健診は、弘前市民の健康の寿命延伸を目的に、弘前市と弘前大学が2016年から共同で実施しているものです。対象は65歳以上の弘前市民で、2016年と2017年にベースライン調査を実施し、その後2年毎の追跡調査を経て、最終的に10年間継続して健診を行うものです。
今年は、2016年に最初の健診を受けた方の2回目の追跡調査となり、5日間で約780人の健診を実施しました。
また、本健診はAMED日本医療研究開発機構(認知症研究開発事業)による「健康長寿社会の実現を目指した大規模認知症コホート研究」(全国8地域からなる地域高齢者1万人の大規模認知症コホート研究)の一環でもあります。
健診項目は、身長・腹囲・心電図・内科健診などの他、エーザイが実施する健診ブースでは、綿棒で紙を擦って匂いを嗅ぎ、どの匂いに近いかを答える嗅覚検査や、タブレットを使って脳の反応速度や記憶力を検査する「のうKNOWテスト」などが実施されました。
統括の中路特任教授は、「長野県のように、お年寄りが元気な街は長生き。(長野県は65歳以上の就業率全国1位。)元気だから働いているのではなく、社会的な役割があるから元気でいられる。そして、お年寄りが元気な街は若者にも元気がある。まさに『健康づくりは街づくり』」とこの健診の意義について話しました。
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受付受付で説明を受ける参加者
健診ブース身長・体組成検査のブース
5m歩行5mの歩行速度を検査するブース
嗅覚検査嗅覚検査のブース
のうKNOWテストアプリ「のうKNOWテスト」を使った脳検査のブース
参加者はタブレットを使用して、記憶力などを検査する