おいしい減塩などの健康にこだわるおつまみブランドを展開する株式会社合食(代表取締役社長:砂川雄一)と国立大学法人弘前大学(学長:福田眞作)は、2017年から開始した共同研究により、果肉まで赤い青森県産りんご「紅の夢*」を使ったドライフルーツの商品化に成功しました。4月上旬から、青森県内及び神戸市内で販売が開始されます。
*「紅の夢」…弘前大学が育成し2010年に品種登録した果肉まで赤いりんごの第1号です。紅の夢は果肉に抗酸化作用を持つ赤色色素「アントシアニン」が豊富に含まれているため、果肉が鮮やかな赤色を呈するのが最大の特徴です。
研究内容
研究を担当する弘前大学農学生命科学部食料資源学科の岩井邦久教授は、地域の食資源から健康に有益な生理作用とその機能成分を探求・解明すること、機能性成分の体内への吸収や代謝とそれに及ぼす食品成分の影響を明らかにすることなど、食品の機能性と機能性成分に関する研究を行っています。
今回の共同研究では、保存試験や色素成分などの研究を進めました。大学では色素成分の変化に関する分析と解析、合食ではその結果に基づいた各種試作と保存試験、と役割を分担しました。特に、色素成分の化学物質から退色防止の要素を複数組み合わせ、更に方法を絞り込んで検討を進めた結果、早期に色素成分の退色防止技術を確立することができました。
商品概要】
共同研究で確立した退色防止技術を取り入れた製法により「紅の夢」をはじめ「ふじ」「紅玉」の青森県産りんご3種類のドライアップルを商品化しました。
無香料、無着色で、それぞれのりんごの特徴を味わえるようにしっとりとした食感のジューシーなドライアップルに仕上がっています。
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青森県産3種のドライアップルアソート