弘前大学

弘前れんが倉庫美術館「学生鑑賞支援プロジェクト」プレス発表会が実施されました

2021.07.26

令和3(2021)年7月20日(火)、弘前れんが倉庫美術館にて、同美術館がスタートする「学生鑑賞支援プロジェクト」のプレス発表会が実施され、弘前大学から福田眞作学長(大学コンソーシアム学都ひろさき会長)、教育学部2年若松広也さんが参加しました。
弘前れんが倉庫美術館では令和3年8月1日(日)から、弘前大学を含む市内5つの大学に在籍する学生を対象に、無料で展覧会を鑑賞できる支援プロジェクトを立ち上げました。先着1,000名が無料で観覧できます。同プロジェクトは地域の文化・芸術活動を支援してきた株式会社青南商事の賛同を得て実施にいたりました。
本プロジェクトの実施について、弘前れんが倉庫美術館館長の三上雅通氏は「残念ながら大学生の来館が少ない。コロナ禍にあって観覧料(学生:1,000円)が支払えないと聞く」と述べ、「この度の呼びかけに(株)青南商事さんが手をあげてくれ、プロジェクトを実現できた。美術館、大学、企業のみなさんと一緒になって大学生を応援できる機会ができて本当にうれしい」と話しました。
福田眞作学長は「文化的な側面から学生を支援いただけることを大変うれしく思っている。この取り組みをとおして、日常的に学生が芸術文化に触れることは必ずや豊かな心の醸成に繋がるはず。弘前に暮らす学生にとって、地域への愛着をはぐくむ機会となることを期待する」と感謝の意を述べました。
(株)青南商事代表取締役の安東元吉氏は、「コロナ禍でアート、スポーツ、エンターテイメントに触れる機会が減っているが、決して不要不急のものではない。日頃大学にお世話になっており、また、アートの社会的重要性を認識している当社にとって支援しない理由がない」と支援の経緯を語りました。
最後に、学生代表として参加した若松広也さんは、「コロナの広まりにより、多くの壁に直面してきた。自分たちに必要なものは未知の体験、現実とかけ離れた世界への冒険、人とのつながりである。この美術館は現代アートを通して、世界と地域、鑑賞者をつなぐ場。この機会により多くの学生にその人にしかできない体験をしてほしい」とコメントし、関係者へ感謝しました。
弘大生のみなさん、この機会にぜひ、弘前れんが倉庫美術館でアートに触れてみませんか?
■現在開催中のプログラム「りんご宇宙-Apple cycle/Cosmic Seed
※本学の教員や研究員、教育学部附属中学校の美術部員も参加しています。

出席者によるフォトセッション(左から、三上氏、福田学長、安東氏、若松さん)

鑑賞方法

美術館受付にて、各大学の学生証提示で無料鑑賞

対象

弘前市内5大学に在籍する学生 先着1,000名まで

  • 国立大学法人 弘前大学
  • 学校法人弘前学院 弘前学院大学
  • 学校法人柴田学園 柴田学園大学
  • 放送大学学園 放送大学青森学習センター
  • 学校法人弘前城東学園 弘前医療福祉大学
実施期間

2021年8月1日(日)~2022年3月末まで ※1,000名に達し次第終了
※利用状況は、弘前れんが倉庫美術館ウェブサイトにて随時確認可

挨拶をする三上館長
挨拶をする福田学長
企画の説明をする小杉氏
(株)青南商事安東代表取締役と学生代表の若松さん
プロジェクトの説明
弘前れんが倉庫美術館の外観