本学は,今年4月に工業や農業など青森県の4試験研究機関が統合し,地方独立行政法人として発足した青森県産業技術センターと相互の密接な連携と協力により,地域における教育,研究及び技術の発展並びに産業振興及び経済発展に資することを目的として,平成21年9月28日に連携に関する協定を締結しました。
協定書調印式は,弘前大学創立60周年記念会館「コラボ弘大」で青森県産業技術センターから唐澤理事長,佐藤理事兼事務局長,鳴海企画経営室長,木野田総括企画経営監が,弘前大学から遠藤学長,加藤研究・産学連携担当理事,南條学長特別補佐,檜槇地域共同研究センター長が出席して行われ,唐澤理事長と遠藤学長が協定書を交わしました。
唐澤理事長からは,「弘前大学にコスト評価や市場調査を行ってもらうことで商品化という出口を見据えた研究が可能になる。」と,遠藤学長からは,「これまでも同センターとは連携してきたが,協定締結により研究成果発信の環境が一層整う。」とそれぞれ挨拶がありました。
当面の取り組みとしては,同センターが採択された経済産業省の補助事業である「植物工場」でエネルギーの低コスト化を目指して弘前大学の北日本新エネルギー研究センターと連携して研究を進めることとしています。
協定書を取り交わす遠藤学長(左)と唐澤理事長