弘前大学

産婦人科受診ビギナーズブック制作の学生らが学長報告

2022.04.28

2022(令和4)年4月25日(月)、「産婦人科受診のためのビギナーズブック」を制作した弘前大学の学生らが福田眞作学長のもとを訪れ、成果報告を行いました。

制作したのは弘前大学学生有志団体である「あずましキャンパス」と「Voice Up Japan弘前大学支部」のメンバーで、人文社会科学部と医学部の7人。大学生をはじめとする若者へ向けて、「相談場所」として産婦人科を受診する意義と正しい性知識を発信することを目的に『one step to OBGYN(産婦人科)プロジェクト』を立ち上げ、第一弾の企画として制作しました。
冊子では全7章にわたって月経(生理)や低用量ピル、避妊、性暴力被害に遭った際の行動フロー(相談窓口)など、大学生に身近な「性」に関する話題を取り上げています。巻末には弘前市内の産婦人科医療機関の一覧を収録。あおもり女性ヘルスケア研究所所長 蓮尾 豊氏、津軽保健生活協同組合健生病院副院長 齋藤美貴氏、本学大学院医学研究科 産科婦人科学講座 横山良仁教授が監修しています。
この春、弘前大学の学生を対象に無料配布しました。

25日、成果報告に訪れたのはプロジェクトメンバーの4人。スライドを用いて、配布の状況や反響、今後の展望などについて説明し、福田学長と懇談しました。

冊子の目次

説明する佐々木さん

説明を担当した人文社会科学部4年の佐々木友喜さんは「自分自身が身体に不調があったときに産婦人科を受診して助けられた」と話し、「産婦人科への一歩を作り出すことを目指して、継続的に活動していきたい」と意欲を見せました。福田学長は「本当にすばらしい取り組み。ぜひ活動を継続していけるよう、仲間を増やしていってほしい」とメッセージを送りました。

本取り組みは数々のメディアに取り上げられ、冊子を手にした学生等から「実際の受診・治療に繋がった」「安心感が得られた」などの感謝の言葉が届いている他、県外の医療機関や教育機関等の団体から問い合わせがあるなど、大きな反響があるとのこと。

佐々木さんは「必要なときに手元におけるお守りとして、多くの人に届けたい」と期待を込めました。

懇談の様子

記念写真

冊子概要

産婦人科への一歩@弘前 ~産婦人科受診のためのビギナーズブック~

制作:one step to OBGYNプロジェクト
発行:2022年4月

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