弘前大学教育学部 加賀 恵子教授、廣瀬 孝准教授および附属中学校 駒井 陽子教諭は、2026年度教育学部研究推進計画の助成を活用し、2024~2025年度一般財団法人 東光虻川ものつくり財団(秋田県大館市)研究助成や2023年度弘前大学共同研究トライアルファンドにて作製した紙糸用の薄葉紙を、書写用途に活用可能かを検証する試験を行いました。
具体的には、附属中学校の国語の授業にて各生徒が作成した詩を、A3サイズに切断した薄葉紙に筆ペンもしくは書道用小筆にて書写し、作製した紙ににじみ等が生じるかの観察や書き心地等に関して評価しました。
紙糸は薄葉紙を幅1.5mm程度に長く切断(写真①)し、それを撚って作製されます(写真②)。秋田スギから作製した薄葉紙(写真③)、りんご剪定枝から作製した薄葉紙(写真④)に書写したところ、りんご剪定枝の方は若干のにじみがあったのに対して、秋田スギの方はにじみ等が確認されませんでした。生徒からは「普段使っている書道半紙と変わりはなかった」「秋田スギやりんご剪定枝から作製した紙に書くという事で、普段よりもモチベーションが高まった」「和紙に書で何かを表現するという経験ができて嬉しかった」「文字を書くだけでなく、挿絵を描くことで、表現する気持ちが高まった。また描きたい」等のコメントがありました。
今後は、りんご等の木材をアップサイクルした紙を製造・販売する弘前大学発ベンチャー「合同会社美枝紙」など、地域企業と連携し、薄葉紙や紙糸等の社会実装を目指していく予定です。







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